摂食障害のホームページ



ようこそ摂食障害のホームページへ

お腹いっぱいなのに、詰め込むように食べ続けてしまう。
食べたものを吐いてしまう。

そんな悩みはありませんか。

たくさん食べ続けてしまうこと、吐いてしまうことは、
あなたの意志が弱いからではなく、
摂食障害という病気のせいかもしれません。
過食に振り回されて予定がうまくこなせなかったり、
人付き合いがうまくいかないということはありませんか。
体型や体重へのこだわりが強く、ダイエットやカロリーのことで頭がいっぱいになっていませんか。

過食症という病気だという自覚のない方が多いですが、
過食や過食嘔吐に追われる毎日は大変なものです。
体力も精神力もどんどん奪われていきます。

「ダイエットの反動」
「痩せたいから吐いているだけ」
「体重増やしたくないからちょっと下剤を飲んでいるだけ」
等と、過食や過食嘔吐を軽視してしまうのは危険です。

摂食障害は放っておいて何とかなる病気ではありません。
だんだんと心と体を蝕んでゆく、治療が必要な病気です。

「自分は大丈夫」と思う前に、このHPを読んで自分に当てはまる部分がないかどうか、客観的に見てみてください。

ご家族の方へ

当サイトをご覧になって頂き、ありがとうございます。
こちらのサイトをご覧になっているということは、ご家族や友人の方が何らかの形で食べることについてお悩みになっているからかと思います。

摂食障害に悩むご本人*のためにこのHPを読み、解決の糸口を探そうとされていることは、本当に素晴らしいことです。(*)以下、摂食障害に悩んでいる当人のことを”本人”と記します。

「たくさん食べ続けているけれどどうしてなのか分からない」
「何度言っても吐くことをやめない」
「部屋に大量のお菓子のごみがあった」
「いつもイライラしているみたいで話しかけても答えてくれない」等、

ご本人が日々の生活の中で見せる理解しがたい食行動を目の前にし、どう対応していいのか分からないままで居るのは、ご家族にとっても大変ストレスの溜まることと思います。

このHPを読んでいただき、少しでも摂食障害の事やこれからすべき事を知っていっていただけたら幸いです。

『医療従事者の為の摂食障害講座』について

『医療従事者の為の摂食障害講座』は、摂食障害を診ることのある医師(精神科、心療内科、小児科など)、看護師、臨床心理士などの医療従事者の方や、摂食障害に対応することのある専門職の方に向けて書かれたものです。

摂食障害の患者さんに対応する専門職の中には、教育関係者も勿論含まれます。

摂食障害を克服した今、私自身が過食嘔吐に溺れているときに経験した症状を、客観的に医師の目から見て考察していこうと思います。
医学的知識がベースに無い方や、一般の方にも分かりやすい文章を心がけるつもりです。
専門家だけでなく、摂食障害の患者さん、その家族、友人など、さまざまな人にこのブログを読んでいただけたら幸いです。

そして摂食障害という病気への誤解や偏見が減ったり、難しいとされている治療の推進に少しでも役立てられたら本望です。

過食相談センター
渡邉聖香